イーサリアム(ETH)とは何なのか?
イーサリアム(ETH)の特徴について
今後の将来性について
イーサリアム(ETH)は、仮想通貨の中でもビットコイン(BTC)についで第2位の時価総額を誇り、高い注目を集めています。
しかし、イーサリアムと言うワードを聞いたことがあっても、難しそうだなと感じる方もいると思います。
そんな悩みをこの1記事で解決するよ!
イーサリアムについて学びたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
イーサリアム(ETH)とは?
イーサリアムとは、ブロックチェーン(過去から現在までの情報が記録された一本の鎖)上にスマートコントラクトと呼ばれる機能を取り入れた分散型のプラットフォームを指します。
イーサリアムは、2013年に当時19歳のヴィタリック・ブテリン氏によって考案され、2015年7月に通貨として正式にリリースされました。
単位 | ETH |
時価総額 | 約30兆円(2023年9月現在) |
時価総額ランキング | 2位 |
創始者 | ヴィタリック・ブテリン |
公式HP | https://ethereum.org/en/ |
X(旧Twitter) | https://twitter.com/ethereum |
イーサリアム(ETH)の特徴
イーサリアムの主な特徴は以下3つです。
- スマートコントラクト
- 分散型アプリケーション(DApps)
- 発行枚数の上限がない
では、順番に解説します。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン技術を使用した契約のことで、予めルールを決めておくことで、自動的に契約が実行され、人を介さず取引が完了します。
分散型アプリケーション(DApps)
分散型アプリケーションとは、ブロックチェーン等の仕組みを利用し実行されるアプリケーションのことです。
発行枚数の上限がない
イーサリアムには、発行枚数の上限が定められていません。
2023年9月現在のイーサリアムの供給枚数は、1億2000枚強となっています。
現状では、発行上限が定められていませんが、2022年9月に行われた「the Merge」のアップデートによって、バーン機能が実装され、流通枚数を減らし市場への供給量が調整されています。
また今後、発行上限が定められることにより、価格が上昇することも考えられるため、最新の情報を取り入れることが大事になります。
イーサリアム(ETH)の良い点
イーサリアムには、以下3つのメリットがあります。
1 送金にかかる時間がはやい
2 発行上限が定まっていない
3 信頼性が高い
では、順番に解説します。
送金にかかる時間がはやい
イーサリアムは、送金スピードがはやい特徴があります。
ブロックチェーン上の1ブロックのマイニングが15秒に1回行われるため、基本的には、15秒で送金が完了します。
しかし、取引量や混雑状況によって、時間がかかる場合もあります。
ビットコインと比較すると、ビットコインは、マイニングが10分に1回行われるため、イーサリアムの方が40倍近く早いことがわかります。
マイニングとは、仮想通貨の取引内容を承認し。取引を成立させる作業のこと。
発行上限が定まっていない
イーサリアムには、発行上限が定まっていません。
また、ビットコインのように発行枚数が増えるとともに、供給量が減っていく半減期がありません。
そのため、イーサリアムは価格を維持しやすいと言われています。
しかし、現状では、イーサリアムの価格は、ビットコインの価格に連動して値動きしているので上下動があります。
信頼性が高い
ブロックチェーン技術が取り入れられているため、信頼性が高いと言えます。
多数のユーザーに同一のデータを分散させているため、仮にシステムダウンを起こしても、データの紛失や改ざんが難しいと言われています。
また、取引データの追跡が誰でも可能であることから、一度ブロックチェーンに記録された取引情報は永久に残り続けるため、信頼性が担保されています。
イーサリアム(ETH)の悪い点
イーサリアムにおけるデメリットはこちら。
1 スケーラビリティ問題
・(ネットワークの処理に時間がかかる)
・(ガス代の高騰)
2 ICOの規制に左右される
では、順番に解説します。
スケーラビリティ問題
スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンの処理能力が制限されて引き起こされる障害のことを指します。
仮想通貨の中でも、時価総額が2位で、取引量も多いため、需要に対して処理が追いつかない問題が懸念されています。
イーサリアムでは、定期的にアップデートが実装され、よりユーザーが使いやすくなるように改善されているので今後のアップデートに期待したいです。
スケーラビリティの問題で実際に私たち、利用するユーザーが受ける影響を深ぼって解説します。
ネットワークの処理に時間がかかる
イーサリアムでは、1ブロックのマイニングが15秒に1回行われています。
しかし、1つのブロックに入る取引量には限界があるため、混み合ってしまうとネットワークの処理に時間がかかります。
ガス代(手数料)の高騰
トランザクションが混み合うとガス代が高騰します。
ネットワーク混雑時には、ガス代をより高く見積もった人から優先に承認されます。
そのため、通常のガス代も高騰してしまい、早く取引を承認してもらうためには、より多くのガス代を積まないといけなくなります。
ICOの規制に左右される
ICOとは、企業がトークンと呼ばれる証票を電子的に発行をし、資金調達をする方法のことです。
ここ最近では、KYC(本人確認)を必須とするICOの規制により、仮想通貨の取引量が減少した背景があります。
株式市場と比較しても歴史が浅い仮想通貨市場では、法整備が整っていない面もあるため、今後も規制によって価格面が左右されることがデメリットになります。
イーサリアム(ETH)の将来性
イーサリアムの将来性は明るいと個人的には見解しています。
理由は、イーサリアムはビットコインと比べ、ただの投資対象ではなく、NFT、DeFi、メタバースなど幅広いシーンで活用されているからです。
また、2022年9月に「the Merge」のアップデートによって、供給量が減っていくバーンシステムが開始された事も今後の将来性に期待できます。
イーサリアム(ETH)初心者におすすめの投資方法とは?
初心者の人がイーサを購入するために、もっともおすすめの方法は、コツコツ積み立てる積立投資がおすすめです。
積立投資のメリットとして、仮想通貨特有の価格のブレを抑えリスクを軽減することができます。
積立投資のデメリットは、大きな配当を得にくい点が挙げられます。
イーサリアムの購入を考えている人は、メリットとデメリットを十分に理解した上で、自分にあった方法で無理のない投資をしましょう。
イーサリアム(ETH)に関するよくある質問
イーサリアムに関するよくある質問をまとめました。
イーサリアムについて理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
それぞれ使用用途が違い、ビットコインは通貨の希少性や価値の割合が多く、イーサリアムはプラットフォームへの技術面に期待される。
2023年9月現在、1ETHの価格が約24万円時価総額は、BTCに次いで2位となっています。
2013年に考案され、正式にリリースしたのが2023年7月です。
発行枚数の上限はありません。
スケーラビリティ問題と米国ETFの承認が鍵になってくると考えられます。
1イーサの価格は24万円強(2023年9月現在)
取引所によって最低購入価格の違いはありますが国内最大の取引所、コインチェックでは500円からとなっています。
まず、イーサを購入するためには国内の仮想通貨取引所の開設が必須になります。おすすめの取引所は、コインチェック、ビットバンク、GMOなどご自身にあった取引所を開設しましょう。
【まとめ】イーサリアム(ETH)とは?
イーサリアムとは、仮想通貨の中でも人気のある通貨で、今後も期待できる銘柄になっています。
イーサリアムの特徴は下記3つです。
・スマートコントラクト
・分散型アプリケーション(DApps)
・発行枚数の上限がない